ニューノーマルにおいては、社会的距離の確保が求められます。そこで改めて注目されているのがソーシャルメディアの活用術です。新型コロナウイルスのパンデミックと共に、インフォデミック(根も葉もないデマ情報)の発生に警鐘が鳴らされており、こういった状況下で企業はより正確で信頼性のおける情報を発信することが必要です。
アライドアーキテクツ調べ(ⅰ)によると34.5%がコロナウイルス拡大防止に伴う外出自粛要請が行われる現在、SNSを利用する時間は増えましたか?という質問に対して「すごく増えた」「増えた」と回答しており、また27%がSNSを利用する時間が増えたことで、目にすることが増えたと感じるものは何ですか?という質問に対して企業投稿を目にする頻度が増えたと回答しております。このようにコロナ渦において、企業が発信する情報に対する関心が高まっていると言えます。
ソーシャルメディアはalways onが可能なメディアであります。つまり常にユーザーに寄り添って中長期的なコミュニケーションを図ることができます。ここで大切なのがさきほども述べたように正確で信頼性のおける情報をタイムリーに発信するということです。
またソーシャルメディアの特徴である双方向性のコミュニケーションの実践も大切な要素になります。よって考えなくてはいけないのがカスタマーとコミュニケーションを図るときにどんな情報を誰に届けたいのかということです。フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどSNSは多種多様にありますが、各媒体の主な利用層やどのような目的意識で活用しているのかは異なっています。メディア選定をする時にそういった前提を意識して行わないと、効果的な運用が期待できません。
リアルでの消費行動が抑制されている現在において、情報の消費行動がより活発になっていくと予測されます。カスタマーの情報消費行動を正確にキャッチし、適切な情報発信をしていくことがこれからの時代の企業におけるSNS活用において意識していかなければなりません。
しかしこの傾向は私達が携わる地方の中小企業や事業者様への支援に関しては追い風になりうると言えます。なぜならば情報の消費行動というものはソーシャルメディアを通して時間的制約、距離的制約を越えてカスタマーとの双方向性のコミュニケーションを可能にするからです。
これまでいいモノを作っているにも関わらず、場所的な条件などからうまくPRができていなかった地方の中小企業や事業者様たちがソーシャルメディアの適切な運用を行うことでカスタマーの情報の消費行動を喚起し、知ってもらうことで新たな販路の拡大に繋がります。ソーシャルメディアは距離的制約、時間的制約を越えた場所にあるからこそ地方の中小企業や事業者様たちほど、リアルでの消費活動が抑制された現代において積極的に取り組む価値があると言えます。そのためのサポートを我々ANRでは伴走支援という形で行っていますので、ご興味のある方は是非ご連絡をお待ちしております。
(ⅰ)調査概要/アライドアーキテクツ調べ「新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う外出自粛に関するアンケートご協力のお願い」調査時期:2020年4月8日~4月12日/調査方法:モニプラでアンケート調査を実施 調査対象数:4157名
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